早いリーチはサブロッソ

sabroso_36sの日記です。Twitterで呟けないことを中心に。

2017年の個人的漫画10選 Part.3

 こんちゃかわ~sabroso_36s(三日坊主)です

 

 そんなわけで前々記事、前記事の続きです。

 今回はきゅーは吸血鬼のきゅー、映画大好きポンポさん、スロウスタートゆゆ式の4作品です。

 

○きゅーは吸血鬼のきゅー/G3井田

 『ポプテピピック』を読むためにまんがライフWINを見ていたら、「G3井田」という見たことある作者名が。

 http://mangalifewin.takeshobo.co.jp/rensai/kyu-/

 G3井田先生の作品はとなりのヤングジャンプで連載されていた『f人魚』とか『思春期サァカス』とか以前読ませてもらってました。

両作品とも作中に下ネタにめっちゃ興味を示してくるキャラがいて癖が強いな、と思ってましたが、この作品は下ネタ言うキャラが(今のところ)いなくてそういう意味ではすごく安心して読めますね。かわいい、きゅーがひたすらかわいい。

それでいてG3井田先生お得意のアンジャッシュのコント的なすれ違いも健在です。

登場人物みんなかわいい系漫画として、さらに注目されてほしいです。

 

○映画大好きポンポさん/杉谷庄吾

 Pixivから話題になって、「このマンガがすごい!2018」にもランクインしてましたね、そらランクインされるわってくらい面白かったです。

https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=62252019

 自分長編漫画よりも1話完結漫画とか短編漫画の方が好きなんですが、なぜ好きかって聞かれた時は「映画大好きポンポさんみたいな漫画があるからだ」って今度から答えるようにしたいです。まさに「上映時間が90分」の良作なんですよね。

 ポンポさん、ミスティア、ナタリーと魅力的な女性キャラがたくさんいて、それでいてジーン君のラブストーリーに向かいそうなもんなのにその方向には行かなかったってのも「上映時間が90分」の良作たる所以なのかなと思います。登場人物はみんなこの1冊の中でひたすら映画作りに熱中するんです。「幸福は創造の敵」を作品自ら体現しているかのように。

 

 そして、次は『猫村博士の宇宙旅行』が単行本化され1月27日に発売されるようですね、買います。

https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=66402676

 

 ちなみに、ポンポさんが好きな映画として挙げていた『セッション』についても自分2017年になってから初めて観ましたね。こっちも思わず新品のDVD買っちゃう程度にはハマりました。かの有名なラスト9分のシーンも最高ですが、フレッチャー先生が椅子投げるシーンとかニーマンが交通事故に合うシーンの演出とかも大好きです。

 今になって思うと『セッション』もストーリー的にポンポさんに通じる部分があると思います。ドラムに熱中するニーマンと、映画に熱中するジーン君。フレッチャー先生みたいな鬼はいないけど。

 

スロウスタート篤見唯子

 アニメ化おめでとうございます。

 自分ここ5年間は『咲-Saki-阿知賀編』と『咲-Saki-全国編』と『ゆゆ式』と『信長の忍び』くらいしかアニメ見れてなかったんですが、2018年1月期に関して言えば『スロウスタート』『からかい上手の高木さん』『ポプテピピック』と3つも観たいアニメがありますね。グランドクロス感がある。

 スロウスタートについては個人的にかなりの思い入れがあって、連載が始まった2013年当時自分の人生がちょうどスロウな局面を迎えてまして、そんな中第1話1ページ目の「新しい季節 新しい街 新しい学校 新しい制服 新しくない私」というモノローグや、第2話で一之瀬花名さんが中学浪人しているという設定を目にして、励まされたというか傷を舐めてもらったというか。おかげさまでぼくもスタートできました。

 内容については、題名通りスロウに学園生活が進んでいきますね。4巻時点ではまだ夏休みが終わってなくて、雑誌掲載分では2学期突入しましたね。最近はもう十倉栄依子!榎並清瀬!って感じですね。十倉栄依子さんというクイックスターターはコミュ力が高すぎるせいか周りに魅力的な人が集まってきますね。

 2017年に発売された4巻について。表紙で4人全員おそろいの水着を着ていてかわいいなあって思ってたら、1人だけ水着を着てない娘がいました。本気で騙されました。こういうところもまた十倉栄依子さんらしくて良いかと思います。

 あと、個人的に栄依子の飼い犬の稀助さんがかなりお気に入りで、4巻P.85のドヤ顔で「ブム」って鳴くシーンはぜひ映像化されてほしいです。

 

ゆゆ式三上小又

 自分の中では咲-Saki-と同じくらいには「面白いのは当然なのであえて10選に入れるべきかどうか」枠の漫画ですが、咲-Saki-同様に入れました。

 「情報処理部の3人はお互いを楽しくさせようとしてるだけで、読者を笑わせるためにネタを披露してるんじゃない」という三上先生のポリシーは相変わらず健在です。

 自分の好きな三上先生のエピソードに、「『三上小又』というペンネームは本名の中に「淑」という字が入っていて、それを分解したものである」というものがあるんですが、こんなハイセンスなペンネームの漫画家が描く漫画が面白くないはずがない。

 最近はゆゆ式を読むと「面白い」という感情よりも「感心」が先に走ってくる時があるんですよね。話のつなげ方とか話内での伏線の回収とか天丼とかセンスに溢れすぎている。

 2017年に発売された9巻で言えば、「丁稚奉公」から始まる同じアクセントの言葉を重ねていくシーンが好きです。めっちゃフィーバー。

 

 最後に、「ゆゆ式の唐突すぎる各話の第一声ランキングベスト5」を選んでみたのでご査収ください。

・3巻P.94 縁「ドロップキックって一回やってみたいよねー」

・5巻P.85 ゆずこ「セプテンバ――!!」

・7巻P.9 ゆずこ「なんか耳がガサガサする ネコ入ってるのかな?」

・8巻P.15 ゆずこ「ネットリした性格の寺島さんね?」

・9巻P.49 ゆずこ「あ か さ た…みょ」

 

 以上です。

 その他、候補作品として『かくしごと』、『サイコ工場』、『ポプテピピック』、『信長の忍び』、『雀荘のサエコさん』、『ゾンビな毎日』、『邦キチ! 映子さん』、『人間失格』などありましたが、いずれまた語っていこうかと思います。